- 介護職の人間関係って難しい…
- おばさん介護職前でやってはいけない事は?
- おばさん介護職の対応方法は?
本記事を読めばこのような問題を解決できます。
「おばさん介護職との人間関係に嫌気がさす…」とお悩みのあなたへ。
介護職の退職理由で最も多いのが「人間関係」
新人や若手介護職員の誰もがおばさん介護職員の行動や言動に一度は悩まされたことがあるのではないでしょうか。
おばさん介護職に上手く対応できるかでストレス度は大きく変わってきます。
私も無資格・未経験で介護業界に入ったときは、おばさん介護職員との人間関係で色々と悩み苦しみました。
今は、お局クラスのおばさん介護職員の方とも自分なりに上手く付き合えています。
そこで本記事では、「おばさん介護職員の取り扱い説明書」と題して、おばさん介護職の特徴や人間関係を構築する上で大切なことを解説します。
この取説を参考にすることで、おばさん介護職との人間関係を構築することができます。どこの職場でも、パワフルなおばさん介護士やお局介護士がいるので是非最後まで読んで明日から使ってください。
介護職の退職理由は第1位は「人間関係」
この記事は、おばさん介護職員との人間関係で悩み離職していく若手介護職員が一人でも減ってほしいという理由で書きました。
実際に公益社団法人介護労働安定センターが実施した介護労働実態調査では、介護職の退職理由ランキングは下記のようになっています。
第一位の「妊娠・出産・結婚・育児」は幸せな退職理由なので、事実上の第一位は「人間関係」と言えます。
考えてみてください。
あなたの身の回りで退職していく方の理由の多くが、人間関係ではないでしょうか。
さらに人間関係の中でも、利用者さんや他職種ではなく同職種である介護職間の問題が多いのではないでしょうか。
介護職員間の人間関係は色々ありますが、特におばさん介護職員の理不尽で自己中心的な対応に悩んで疲弊し離職してしまう方は少なくないです。
介護職の人間関係を悪くするおばさん介護士の定義・特徴
まず「そもそもおばさん介護職って何?」と思う方もいるかと思います。
ここでは便宜上おばさん介護職の定義を下記のようにします。
- 1つの施設に長く在籍する中年女性
- 役職はないが発言権が強い
- 体よりも口が動く
- 悪口・陰口が得意
- 自分が一番頑張っていると思っている
介護職の人間関係を悪くするおばさん介護士の特徴は下の3つです。
- 人によって態度が変わる
- 自分がルール
- 自己承認欲求が強い
それでは1つずつ解説します。
おばさん介護職の特徴①:人によって態度が変わる
おばさん介護職の特徴1つ目は、「人によって態度が変わる」点です。
あなたの職場にも、こんなおばさん介護職いませんか。
管理職や上司、また仲の良いスタッフの前では「そうですよね〜。わかります」など良い人を演じ、後輩や新人の前では「何回言ったいいの?なんでできないの?」など強い口調になり高圧的。
典型なパターンではありますが、本当によく見かけます。
人によって態度が変わるのは、典型的なおばさん介護職の特徴です。
おばさん介護職の特徴②:自分がルール
おばさん介護職の特徴2つ目は「自分がルール」です。
施設のマニュアルや新人研修で受けた内容で介護をしていても「こうやって」「やり方が違う」など、自分の経験だけでやり方を押し付けてきます。
また、話し合いの場で新しい提案や意見が上がっても否定的な意見ばかりを述べます。
特に、業務効率化のために電子機器を導入したりする場合などは「このままのやり方がいい」など自分が慣れ親しんだシステムや環境をかえたがりません。
ルールやシステムの変更が施設や他のスタッフにとってはプラスでも、自分にとってマイナスに働く場合は強く反発する傾向にあります。
「自分が施設内で有利な立場を維持したい」「この職場で影響力を持っていたい」と思っているのではないでしょうか。
「自分がルールでルールは自分」は間違いなくおばさん介護職の特徴です。
おばさん介護職の特徴③:自己承認欲求が強い
おばさん介護職の特徴3つ目は「自己承認欲求が強い」点です。
「私は他の介護士のミスをたくさんフォローしている」
「私は他の介護士より頑張っている」
このように「自分は周りの介護士より頑張っている」「自分がいないと職場が回らない」と自己承認欲求が高い傾向にあります。
介護職員の人間関係を拗らせるおばさん介護士の実話
ここでは私が友人の介護職から聞いた「人間関係を拗らせるおばさん介護士」の体験談を紹介します。
あなたの周りにもこんなおばさん介護職いませんか?
case1:恐怖の新人ババヘル
恐怖度:
忘れもしない3年前の春。
新規採用で、介護職職員初任者研修終了したばかりのおばさん介護士と介護福祉士なりたての20代の女性H氏が同時入社してきました。
しばらく観察していると、そのおばさん介護士はH氏に介助方法や移乗方方法に対して自分本位のやり方や考え方を押し付けていました。
まだ、指導しているだけなのでもう少し様子を伺うことにしました。1週間ほど経つと、おばさん介護士は自分の担当業務をH氏に押し付け座って入居者の方と話をしていました。
どんどんエスカレートしていくので、ミーティングで管理職からおばさん介護士に伝えてもらうことになりました。
管理職の方がおばさん介護士がやんわり注意したのですが、おばさん介護士は「えっ。私が何もしてないような言い方しないでください。若い子に指導しているんですよ!」と言い返していました。
管理職の方が「あなたも新人なので、指導者の指導を受けながら介助方法や移乗方法を学んでくださいね」と伝えると「私は母の介護をしたことがあるので全部できます。」と言い返していました。
新人であそこまで言えるババヘルに驚きました。
case2:猫まんまババヘル
恐怖度:
私が勤務している施設は介護士の人数が少なく、食事介助の時はいつもバタバタしています。
私は今の施設に勤めてまだ1ヶ月も経ちません。
ある日、とにかく楽をしたがるおばさん介護士と言われるNさんと昼ごはんの介助をしていたら、次々に味噌汁の中にご飯を入れていきます。
何をしているのかと訊ねると、「こっちの方が早いでしょ。何しているのあなたも手伝って」と言われました。当然私は断ったのですが、「じゃあんたが全部介助してよ」と言ってその場を立ち去りました。
私は唖然としてしばらくフリーズしました。結局Nさんは食事介助中に戻ってくることはなく、一人で介助するハメになりました。
上司に相談したら「またやってた?」と言っていました。上司や他の介護職員の時には猫まんまはやっていないようです。おそらく、新人や自分より立場が低い介護士を組むとにやっているようです。
猫まんまババヘルに唖然としました…
色々なおばさん介護士がいます。職場でストレスを感じないようにするためにはおばさん介護士と良好な人間関係を築く必要があります。
人間関係を悪くするおばさん介護職員と良好な関係性を築く方法
実際に人間関係を悪くするおばさん介護職と良子な人間関係を築く方法を解説します。
おばさん介護職員と良好な人間関係を築く方法は下記の3つです。
- 適度に頼る
- 専門知識・スキルを身につける
- 共感
それでは1つずつ解説します。
おばさん介護職員と良い関係性を築く方法①:適度に頼る
おばさん介護職員と良い関係性を築く方法1つ目は「適度に頼る」です。
「適度」というのがポイントです。
上述しましたが、おばさん介護職は自己承認欲求が強いことが特徴です。
なので、「適度に頼る」ことは相手の承認欲求を満たすことになり、おばさん介護職との関係性をプラスに働かせる潤滑油になります。
何度も言いますが「適度」というののがポイント。
過度に頼ると「自分で考えて動けないの」と言われ良好な関係性を築けなくなるからです。
この線引きがとても難しいですが、上手くできればかなり効果的な方法となります。
個人的に大切にしているポイントは下記の3つ。
- 暇な時に頼る
- 食後
- 会話だけで解決可能
普通は忙しい時に協力するのが仕事。
しかし、忙しい時におばさん介護職員に頼るとほぼ100%嫌味を言われて終わりです。
手伝ってくれないがわかっているのに頼むは、嫌な思いしかしないのでやめておくのが賢明ですよね。
頼み事を承諾してもらう可能性を上げるなら食後が最も効果的。
食後でお腹が満たさせている時に頼み事をしたら成功率が高くなることは、科学的な調査でも明らかになっています。
考えてみてください。
自分自身に置き換えても空腹時の方が満腹時よりもイライラしやすいですよね。
また、会話だけで解決可能な点も大切です。特にお局クラスになると椅子から腰をあげてもらうのも一苦労…
これの積み重ねがおばさん介護職と良好な関係性を築く上では大切です。
相手に変化を求めるは本当に難しいです。
人生またどこかで同じような壁にぶつかることがあるかと思います。その時、今悩み努力していることがきっと役に立ちます。
おばさん介護職員と良い関係性を築く方法②:専門の知識・スキルを身につける
おばさん介護職員と良い関係性を築く方法2つ目は「専門の知識・スキルを身につける」です。
これは介護福祉士などの上位資格を取ることだけでなく、PCスキルなどおばさん介護職が苦手とするスキルを身につけることも該当します。
おばんさん介護職員は高確率でPCやスマホなどの機器の取り扱いが上手ではありません。
とにかく、おばさん介護職員が何か困っている時に手伝うことが大切。
「返報性の原理」ってご存じですか。
友人に旅行のお土産をもらったら、自分が旅行に行った時にお土産を買って帰る。誰もが一度はこのような経験したことがあるのではないでしょうか。
「人は何かをしてもらったら、何にかをしてあげないといけない」という特徴を持っています。
これが、「返報性の原理」
この「返報性の原理」をうまく利用し、とにかくおばさん介護職が苦手とする分野の知識をつけ手伝うことは、信頼関係構築にプラスに働きます。
おばさん介護職員と良い関係性を築く方法③:共感
おばさん介護職員と良い関係性を築く方法3つ目は「共感」です。
女性は男性と比べ共感を求める傾向が強いです。
特におばさん介護士は「孤独・不安・心配」を抱えているケースが多く、相手の気持ちに寄り添い共感することはシンプルに良い関係性を築く手段です。
新しい職場でおばさん介護士に遭遇したら「郷に入っては郷に従え」ではないですが、ひとまずおばさん介護士の言い分を傾聴し、同意共感してあげることは良好な関係を築く近道になります。
あなたも自分の意見や思いに共感してくれた相手を信頼し、心を開いた経験があるのではないでしょうか。
おばさん介護職と人間関係を築く上でやってはいけない事
おばさん介護職員と良い関係性を築く方法を解説してきましたが、その時にやってはいけない事があります。
- プライベートの充実
- SNSで顔出し・実名
- 陰口・悪口
それでは1つずつ解説します。
やってはいけない事①:プライベートの充実
やってはいけない事の1つ目は「プライベートの充実」です。
お局やおばさん介護職員の前で「この前家族で〇〇に行ってきました」「旦那が〇〇してくれて助かります」など、プライベートが充実していることを話すと危険です。
おばさん介護職は自分の力ではどうにもできない環境因子に対して強く嫉妬や劣等感を抱きやすい傾向にあります。
一見、「仕事上関係ないことでは?」感じる方もいるかと思います。
しかし、「あの人は恵まれている」「私の方が頑張っているのに…」と嫉妬心から嫌がらせのターゲットになるケースは本当に多いです。
なので、お局やおばさん介護職員の前ではあまりプライベートなことは語らない方が無難。
やってはいけない事②:SNSで顔出し・実名
やってはいけない事の2つ目は「SNSで顔出し・実名」です。
スマホの普及により、InstagramやTwitterを利用しているおばさん介護職員も増えてきました。
SNSは誰でも簡単に情報発信できる素晴らしいシステムですが、顔出しや実名で登録していると知らない間におばさん介護職にフォローされている場合があります。
プロフィールに「介護」と入っているだけで検索にかかります。
Twitter上でおばさん介護職に対する愚痴や不満をツイートし見られる可能性も十分ありえるのです。
おばさん介護職員にスマホを見せるのはもちろん、SNSを利用していることもオープンにしない方が無難です。
顔出しや実名でしたい場合は、くれぐれも愚痴は発信しないようにしましょう!!!
やってはいけない事③:陰口・悪口
やってはいけない事の3つ目は「陰口・悪口」です。
おばさん介護の前で他のスタッフの悪口や陰口をいうのはもちろん、おばさん介護士が言っている悪口や陰口に同調してはいけません。
言っていない悪口や陰口でも「〇〇さんも言ってたし」みたいに言ったことになるケースが多々あります。
なので、悪口や陰口に対して同調もしてはいけません。
「わかりません」「知りません」などしっかりと否定しましょう。
おばさん介護職との人間関係が築けない
いくら頑張って努力してもおばさん介護職員と良好な人間関係が築けず、嫌がらせをされることがあります。
私も嫌がらせを受けた経験があります。いろいろと試みたのですが、上手くいきませんでした…
おばさん介護士の嫌がらせがエスカレートしてきて、メンタル的に持たなかったので最終的には主人に相談して辞めました。
私のケースのように、なるべくおばさん介護職員と良好な人間関係を築きたいと思っているけど、上手くいかず悩み苦しんでいる介護士は多いのではないでしょうか。
嫌がらせのレベルにもよりますが、
- 全身がだらしい
- やる気が出ない
- 仕事に行くのが憂鬱
- 食欲が出ない
- 頭痛がする
上のような症状が出てきてなかなか治らない方は要注意です。
自分では気付いていないだけで「うつ」状態になりかけているケースがあります。
私もメンタルヘルスにかかって初めて自分が追い込まれてることに気が付きました。自分では中々気付かないものなんですよね…
おばさん介護職との人間関係構築が困難な時の対処方法
上記のように頑張ってもおばさん介護職員と良好な人間関係構築が難しいケースはあります。
嫌がらせがエスカレートしていき、メンタル的に追い込まれる場合は職場を離れることも1つの手段です。
2016年に電通で長時間労働、パワハラやモラハラを受けて若い女性の尊い命が奪われた事件は記憶に新しいことだと思います。
このように、人間関係の中で自尊心が傷つけられ心の糸がある日プツンと切れることは誰にでも起こりうることです。
なので、体や心が発信する黄色信号には目を向けてください。
どうしてもキツイ時は逃げていいのです。
人間関係を優先した職場選びの方法
職場を変えたいけど、
「事前に人間関係を知りたい」
「そもそもそんな方法あるの?」
このように感じる方もいるかと思います。
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- 時間を有効利用
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ひとりで悩まず、専門のアドバイザーに相談してみてはいかがでしょうか。
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【介護職の人間関係】おばさん介護士の取扱説明書!のまとめ
介護職に限らずどんな仕事や職場でも大なり小なり人間関係に悩むことは必ずあります。
自分自身で変化、改善できる点はしっかりと考え成長につなげていきたいですよね。
その中で、どうしても難しい場合やわからない時は信頼できる友人や先輩にアドバイスを頂くと自分で発見できなかったことに気が付き視野が広がります。
自分自身で考え友人や先輩に相談しても解決できない場合は、あなたに問題があるのではなく職場や相手に問題があるケースが考えられます。
おばさん介護職から嫌がらのターゲットにされて自尊心が傷つけられ体がSOSを発進している時は、その場を離れましょう。
何度もいいますが環境を変えるのも1つの手段です。
今回は以上です。
おしまい
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。